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Posts Tagged ‘米国糖尿病学会’

今日の日経メディカル記事に、糖尿病治療の副作用の一つである低血糖をワンコが防いでくれるという記事が載っていました。

 

“低血糖アラート犬”が1型糖尿病患者の低血糖を感知し、意識消失や緊急通報回数が減少

 

記事を一部転載しますが、全米で勢力的に介助犬を育成しているIndiana Canine Assistant Network (ICAN)のDr. Dana Hardinさんが、米国糖尿病学会で発表した内容となります。血糖値65mg/dL未満を低血糖、同80~120mg/dLを正常血糖と定義。1型糖尿病患者の額や首筋から低血糖時と正常血糖時のを採取し、同じ形状で見分けがつかないボトルに入れ、さらに第三者の汗のサンプルも加え、低血糖時のものを嗅ぎ分けさせる訓練を行ったところ、アラート犬は付き添っている患者の低血糖を感知すると、患者の腕や足を揺する。患者がそれに反応を示さない場合、アラート犬はまず咆哮して周囲に手助けを 求める。周囲に誰もいないことがわかると、アラート犬は電話の受話器を外し、あらかじめ設置してある緊急通報用パッドを叩いて救急車を呼ぶ。一方、患者か ら反応があった場合は、冷蔵庫を開き、オレンジジュースなどの糖分を含む飲食物を選択して患者の手元に運んでくれて、低血糖を回避してくれる。Hardin氏は、「低血糖アラート犬が汗の中のどのような成分に反応しているのかは、まだわかっていない。糖以外のものと考えられ、現在、研究を進めている」と述べています。

 

糖尿病治療においての低血糖イベントというのは、命に関わることなので、育成に励んで頂きたいと思うし、いつかアメリカで見学もしてみたいと思います。またその一方で、低血糖イベントを限りなく少なくさせる新しいインスリン製剤であるデグルデクの開発も急ピッチで進んでいることから、今の糖尿病業界は非常に勢いがあると思います。

 

つい先日、僕が診ているワンコが低血糖で急患で運ばれました。幸いにも大型犬で体力もあった子なので、低血糖発作はなく、少し元気が無いという状態だったので点滴をして、状態を安定させ、その日のうちに退院してくれました。糖尿病歴が長いワンコで、セカンドオピニオンで診るようになり、肥満と肝臓のケアを同時に進めていき、インスリン製剤の適材適所な供給をすることで、今は普通のワンコと同じように生活を送ってくれていただけに、オーナーさんにはご迷惑をお掛けしました。インスリンの量を、再度変更するために、近日中にお預かりをして、BGCを実施する予定です。この状況を診ていて思ったのは、糖尿病の血糖コントロール不良になったワンコが、基礎疾患のケアをすることで、状態がかなり改善したときのインスリン製剤の量には気をつけなければいけないということ。体重は勿論のことだが、必要な検査をし、モニタリングはやっていかねばならないのだなと、自分の詰めの甘さを実感しました。猛省。

 

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