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先週の大雪の中、横浜で開催されました日本獣医内科学アカデミーで発表してきました。昨年に引き続き2回目でしたが、やはり獣医内科学のなかで日本一の学会ですね、演題数も多くて講師陣も内容もかなり充実していて楽しかったです。

 

 

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でもとにかく寒かったぁぁぁ〜〜。会場はパシフィコ横浜でしたので、桜木町みなとみらいは雪で真っ白・・・真っ白どころじゃなかったですね、猛吹雪・・・。ブリザードでした。多くの先生方もこんなみなとみらいは見たことがないという状況かつ交通機関にも影響は出るわ出るわで、みなとみらいに到着できなかった先生もいたそうで、会えなかった先生もいました。残念。。。

 

 

今回僕は猫の糖尿病で発表させていただきました。抄録は下の画像を参照ください。

 

 

スクリーンショット 2014-02-12 1.12.14

 

 

「猫のインスリン抵抗性糖尿病の戦略的早期発見へのアプローチ」というタイトルを付けさせて頂きました。仰々しいタイトルだな!って某先生には発表直前に言われるくらいのタイトルでしたが、しっかり発表してきました。ざっくり言うと、猫の糖尿病は人と同じように、1型と2型に分けられていて、多くは2型に分類されるんですけど、結果的に1型に転落してしまって重篤な症状になってしまいます(血糖値が全く下がらない)。そもそも人の1型っていうのは、遺伝性疾患といって糖尿病を生まれもっているタイプになります。なので猫のほとんどは生まれもって糖尿病の子はいなくて、人の2型のように生活習慣や基礎疾患(元々ある病気)がきっかけで糖尿病になるので、正確には1型とは言わないんですよね。だから猫の多くは2型発症といわれています。でも2型糖尿病の状態で診断できる確率は低く、インスリン注射が絶対必要な1型みたいになっちゃうので、早く2型の状態で早期発見できたら良いなぁということで、このタイトルになりました。その2型糖尿病を猫では「インスリン抵抗性糖尿病」と言っていて、このインスリン抵抗性糖尿病のときに発見および診断できると、予後が良好という結果になる確率が上がるので、何とか早く見つけてあげたいんですよね。

 

 

これ以上難しいことを書いてもわからないのでやめておきます笑。でも猫ちゃんが糖尿病になる確率が、全疾患のなかでも徐々に増えてきているのでこれからも予防や啓蒙啓発はし続けないといけないと思っています。なので常日頃からの健康診断は受けておいたほうが良いと思いますよ。また先述しましたように、何かしらの病気(基礎疾患といいます)を持っている猫ちゃんは、その病気が発端で糖尿病になってしまうことも分かってきているので、注意が必要です。

 

 

肥満、高脂血症、甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症、膵炎、ステロイド使用、感染症などは注意が必要なので、今これらの病気を持っている猫ちゃんは、しっかり基礎疾患を治しましょうね。がんばろー!!

 

 

本題に戻りますが、今回の発表は臨床研究というジャンルで発表しました(多くは症例発表←一つ一つ病気に検討する形式)ので、大学関係者の先生方が勢ぞろいしてくれました。。プレッシャーもありましたが、ほとんどの先生方は顔見知りなので変な安心感もありました笑。自分も症例発表よりも臨床研究向きでもあるので、これまでも臨床研究の発表しかしていないので楽しかったです。これからもガッツりやっていきたいと思っています。先述しましたように、今の時代、猫ちゃんの糖尿病は増え続けているので、未然に防いであげるためにもっともっと勢力的に発表を行ったりしていきたいと思っています。昨年は雑誌にも多く取り上げていただきましたし、今年もその掲載予定はしばらく続くので、執筆も頑張っていきたいと思います。よろしくおねがいします!!!

 

 

【ひとりごと】お困りの方はいつでもお声がけ下さいね。

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ネットサーフィンしていると定期購読しているMERCK(メルク社)からメールがきた。と同時にFacebookのMerckページも更新され、おっ!同期してるのか?と思ったのは置いておいて、MERCKが珍しくペットのニュースを更新してた。それもあの有名のCDC(アメリカ疾病予防管理センター)のリンクを貼ってだ。

 

内容は、「To enjoy your pets’ companionship for a long time, take care of their health and well-being.」というもので、ざっくばらん言えば、「ペットの健康管理はあなたに懸かっています」的なベタな内容だった。いかにも定期配信らしい内容笑。でもそこで少し驚いたのはCDCのリンクが貼られていたということ。そこでは、以下の内容が並んでいました。

 

Helth Benefits of Pets

Pets can decrease your:

Blood pressure
Cholesterol levels
Triglyceride levels
Feelings of loneliness

Pets can increase your:

Opportunities for exercise and outdoor activities
Opportunities for socialization

 

ふむふむ。飼い主にとっては痛いところを突かれているような内容ですが、アメリカペット事情を物語っているようにも感じられます。これは人間社会でも同様ですが、日本人よりも欧米人のほうが肥満は多く、それはペットでも同様にあると言われています。高血圧に、高コレステロール血症、高トリグリセライド血症など(まぁここでは追記で孤独さってのも入っていますが)がものすごく多いです。これはモロに食生活ですよね。それをMERCKが言うのはわかるのだけど、CDCが言っちゃうって・・・って少し違和感もあったけれど、影響力の差でいうとCDCに軍配あがるし、これはこれでいい企画なのかもしれませんね。例え話ですが、日本でこれをするとしたら、ファイザーが企画している裏でいきなし首相官邸から「ペットの肥満、ぜったいダメ」っていうノリです。

 

でも一見、for ペットというより、ペットを通じて人間が啓蒙啓発されているのでは?とも思いました。人の食生活がモロにペットにも影響を及ぼしている、という考え方は合っているし正論なんだけれど、一見普遍的な情報に成り下がっているようにも感じられる。でも万国共通なんですね、「あなたのペットのために」というフレーズは。良いのか悪いのかわかりませんが。少しだけ我を出すとするならば、いくらデカイ組織から言われたとしても、心に響く人なんか少ないんだから、かかりつけの先生や病院から診察室で言われたほうが、よっぽど良いなと思いました。

 

【ひとりごと】夜更かしするぞー

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3000億円市場!!これはペット関連市場のとある分野での市場価格。とある分野っていっても、かなりのマスを誇る分野と言えはおわかりですよね。ペットの食事や健康といった、フードやおやつやサプリメントなどが対象となっています。でも3000億円って想像も出来ないくらいデカい市場なんですけど、最新のデータによりますと、若干右肩下がりという結果が出ていました。あれれwww じゃあどの分野が右肩上がりなのかというと、おもちゃなどペットと遊べる分野やペットの洋服などファッション分野、あとはシーツや猫砂といった消費材分野ということです。へーーというか納得というか。一番のマスを誇る食事や健康分野には程遠いとはいっても、それなりに期待されている分野ということもあり、各メーカー内での商品開発費や販促費のかなりの割合を、このペット市場に割き始めてきているという考察も、某大手のシンクタンクの方が言っていました。

 

獣医師としては、食や健康といった分野に属している人種ですので、若干の右肩下がり傾向を示したことに懸念はしています。単純ですが、大型犬が少なくなってきて、価格帯が高い商品が売れなくなってきているんでしょ?とか何とでもいえますが、実際問題、各メーカーさんたちはこんな呑気な考察をせず、毎日、新たな需要を喚起するような提案型の商品開発に励んでくれているわけですね。獣医師が勤務する動物病院というのは、フードやサプリメントや薬を売り出している小売店とほぼ同意語であると思っています。薬がなければ、フードがなければ、サプリメントがなければ、今の時代、何も出来ません。昔からそうであったはずですが、今の時代、データでもわかるように、3000億円という顧客セグメントからのキャッシュがあり、それも業界断トツの成績。これには、我々獣医師もメーカーには感謝しなくてはいけません。

 

以前からメーカーさんの商品開発のコンサルティングをさせてもらっていますが、最近面白いことを考えているメーカーさんも多くて、逆に勉強になることがあります。今コンサルティングをしているメーカーさんは元々ペット市場にはいない異業種と言われるメーカーさんが多いのですが、ペット市場に新規参入するメーカーさんを拝金主義と言う方は、時代遅れというより、考え方を直されるべきだと思いますよ。何のために新規参入してきたのか?何をこの業界に新しく生み出してくれるのか?・・・こういう内容をぶつけたとき、新規参入してきたメーカーさんの担当者さんの口から出る言葉は、この業界のために!とか言うものではなく、本当に純粋で、「こういうモノやサービスがあったら、絶対ペットオーナーさんたちは助かるはずなんです」、と言う方が殆どなんですよ。殆どの方はご自身もペットオーナーであることが多いですからね、そういう純粋な気持ちが、企業のカラーとフュージョンすると、新しいモノやサービスが生まれてくるんでしょうね。ありがたいことです。

 

【ひとりごと】整体いってくる

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