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Archive for the ‘論文’ Category

AVMA(=アメリカ獣医師会)から招待状が届きました。先日AVMAへの入会許可がもらえただけでも嬉しかったのに、来年6月にテネシーで行なわれる年次大会への招聘発表の招待状が届くなんて、夢を見ているような・・・

 

 

テネシー州立大学の内科の准教授の先生に、AVMAへの入会推薦状を書いてもらった経緯からの今回の招待状だと思いますが、推薦状の内容にこれまで執筆させてもらった7つの論文が評価されたコメントが書かれていたのがものすごく嬉しくて、大学院時代に一緒に研究をしていた後輩たちの顔がたくさん浮かびました。本当にありがとう。とひとりひとりにあって、言いたいくらいです。

 

 

招聘発表のテーマが「肝臓」だったので、今最も力をいれている「糖尿病」ではないので、少し戸惑っていますが、何とか調整していきたいと思っています。日本国内でのセルフプロモーションとして「糖尿病」はまだまだ地に足が付いていない状況なので、おれまで同様に臨床研究には力を入れていきたいと思いますが、AVMAからの「肝臓」テーマは今の自分にとっては、まさに挑戦そのもの。悩ましいところですが、年明け早々にでも戦略を練っていければなと思っています。

 

 

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【ひとりごと】今年の一文字は「挑」でした

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今日から決算上では新しい年度がスタートしました。張り切っていきたいと思います!!!そんななか、Facebookをのぞいていると仲良くさせてもらっている獣医学生のポストに「卒論提出しました」という文言がちらほら。おぉお疲れさん!!っていう感情と嬉しさの両方が沸き上がってきました。本当に嬉しくなりましたね。

 

彼らはここ数年間、とある研究テーマに没頭し、そして卒業論文というカタチにしたということです。それだけなら、獣医学生なら誰でも出来るわけですが、そのときのテンションと言いますか、文章から滲み出る様々な喜怒哀楽が感じ取れるポストでしたので、彼らは本気で研究テーマに挑みそして立ち向かい、多くの時間を費やして手を動かし、そしてカタチにしてきたんだなぁと読み取ることができました。

 

そしてそのなかには学術集会、つまり学会に参加し、それをオーラルコミュニケーション(プレゼンテーション)をした人もいました。これは大したものだと思いますよ。自分がサイエンスど素人から学会にまで参加するレベルまでいき、そしてその内容をプレゼンテーションするというのは、かなり大変なことです。と同時に彼らの中には特別な感情が生まれたはずだと思います。さらに自分が複数年費やした研究テーマのことを更に好きになったことだと思います。また別の見解をすると、学生のうちからキャリアを有したことになりますよね。公式なサイエンスの場で自分の研究報告をすることは、経歴にもなってくれる。獣医師免許をゲットする前にキャリア持ち。これは持っているのと持っていないとでは全然違ってきます。

 

繰り返しになりますが、学生の本業は学業なのです。当たり前だろと言われることも多いですが、当たり前なことを当たり前にやることは本当に難しいことです。自分の時間を使い、そして自分の手と頭を使い、何度も頭から煙を出させ、そしてカタチにする。この行程を知っているか知っていないかでも、この先の人生そして社会人人生にまでの肥やしになることは間違いありません。そして、自分の手と頭を使って、喜怒哀楽を展開し、そしてカタチにする。結果は誰でも出せれますけど、その結果をどう利用活用し、成果とするかをロジカルにカタチにした人は、心から素晴らしいと思います。

 

最後に老婆心?お節介?ですが、一つ言わせていただきますと、あなた方がカタチにしたこれまでの功績は今後一生残り続けるということ。それは責任のもと続いていきます。社会人になったら実はその繰り返しなのです。でも大丈夫です。これまでやって来たことは決してムダにはなりませんし、どちらかというと将来は明るいはずです。遮二無二にやってきた実績と経験は今後の人生で必ず活かされることだと思いますよ。がんばろう。

 

【ひとりごと】専門家としての価値観は学生の時に決まる

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今日は尊敬してやまない日本大学元総長でいらっしゃる酒井健夫先生のご退官記念パーティーに出席してまりました。酒井先生との出逢いは思い返すこと7年前、学部生時代にズタボロのジーパンを履きながら構内を歩いているときに、突然すれ違いにブチ切れられてからの関係です笑。若気の至りではありましたが、当時の僕はあまりにも長い獣医学科というカリキュラムのなかで若干の飽きを感じており、所属する研究室でもマンガしか読んでおらず、学校には実習の単位を得るためだけに顔を出し、学外の友人たちと好き勝手やっていた頃だったと思います。そのすれ違いにブチ切れられたことを当時所属する研究室の講師の先生に軽く報告したら、明日謝罪に行って来い!と言われ、新しいジーパンに買い替え、次の日に学部長室に謝罪に行きました。でもその時も何故か切れられて、その次の日は酒井先生の研究室に来い!と言われ、恐る恐る行ったところ、多くを語らず孔子の論語の一節を僕に贈ってくださいました。

 

『素を以て絢を為す』(←調べてくださいw)

 

その意味を知ったとき、僕は正直言うと泣きました。悔やみました。それから必死に何かを取り戻すように研究室で研究に励みましたね。また獣医師になってからも、ふらふらしていたときに、一念発起し、アフリカ行きを決めたときも、背中をドン!っと押して頂きました。それからも、研究者の端くれ者だった僕に、学位の重要性を多く語って頂き、またしても酒井先生の叱咤のお陰で研究に勤しむことが出来ました。その後も、論文は数だ!というお言葉に対し、必死に書きまくりました。論文が国際誌にアクセプトされる度に報告もしましたが、一度も褒めてくれませんでした。学位を取る年、社会活動として生物多様性の活動やベンチャー企業の立ち上げに思いっ切り時間を割いていたときも、酒井先生は絶対僕が外でいろいろやっているということを知っているにもかかわらず、知らないふりして叱咤を飛ばし続けてくれました。でも、その頃からか、僕に向けられる叱咤の種類というか形態というか、そういうモノが以前とは全く違ってきているなぁって僕は思っていましたし、先生も意識して変えてくださっているのかなぁって、思っていました。

 

唯一、先生に褒められたと思っている言葉があります。

 

『松波、お前は3回、脱皮したな』

 

この言葉が直接何を指しているのかは未だにわかりません。今思い返すと、学部時代、アフリカ時代、研究時代の3時代、それぞれを指しているのかもしれません。それとも、それぞれの時代に僕が意識した努力のエンジンギア3種類を指しているのかもしれません。生活観、世界観、仕事観が大きく展開したこの3時代は、今の僕にとっては無くてはならない時代であって、今思い返すと、嫌になるくらい苦労もしたし、生きるか死ぬかの経験もしたし、研究という成果主義を戦い抜いたという経験もしました。その時代のそれぞれの局面に、酒井先生はいました。そしてすかさず叱咤激励をしてくれていました。学位を取ってから2年が経ち、酒井先生からの叱咤は今はほとんどありません。だから定期的に顔を出して、怒られにいっています笑。でも今日でご退官です。凄く悲しいです。寂しいです。とか言いながら、今日、短い間でしたが酒井先生に約束してきたことがあります。ここではあまり言えませんが、僕は必ずやり続けます!と行ってきました。そして酒井先生は、「そうか!今までどおりの努力でやるんだぞ!」と言ってくれました。「今までどおりの努力」・・・その時代時代に合わせたつもりはないけれど、意識はした努力の仕方。その時代の等身大より少し背伸びをした努力の仕方。この2年間、振り返ると、なんだかんだそういう感じにやってきていました。あまり意識はしていませんが、僕の努力の仕方は、酒井先生に認めてもらえていると確信しています。

 

酒井先生、本当に長い間、日本における獣医学術のご発展およびご功績に寄与して下さり、誠にありがとうございました。そして獣医学教育の未来をいつもカタチにし続けているバイタリティー、そしてフットワークに尊敬以外の言葉が見つかりません。本当にお疲れ様でした。出来るだけ恩返しできるように、努力し続けます。そしてご報告し続けます。そして叱咤激励し続けてください。宜しくお願い申し上げます。

 

【ひとりごと】年度最後の日にお会いできたことに多謝

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Vlaams Diergeneeskundig Tijdschrift, 2012, 81, Review 195.

 

犬の糖尿病モニタリングについてのレビューが出ていました。糖尿病の血糖値コントロールなどの論文はいくつかありますが、それらをまとめたレビューは今まで知っている限りありませんでした。内容はほとんど知っているものだったので、真新しさはあまりありませんでした。内容は、インスリン治療について、既往歴と確定診断の在り方、空腹時血糖値の重要性、フルクトサミンと糖化ヘモグロビン、血糖曲線、コントロールについて、持続血糖曲線について、糖尿(尿糖)について、になっています。機会があれば取り寄せてみる価値はあります。ですがベルギーの文献でしたので、ところどころの言い回しがよく分かんないところがありました笑。

 

【ひとりごと】科学的根拠と経験則を。

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3日間お疲れした!!

 

小動物臨床獣医師になってから初めてのオーラルコミュニケーションでしたが、緊張ゼロで、質疑応答も余裕でこなせたのは、嬉しかったです。プレゼンテーションの時間もぴったし時間通りでした。プレゼンテーション体内時計はしっかり発動してくれていました。それと、今回勝手に課題としていたレーザーポインターの使い方は、衰えていなかったので、それもOKでしょう。もっともっと話ししたーいって思ったし、もっとレベルの高い質疑ってのを求めたくなったので、次はアカデミーに参加します。そして狙いますアワード。狙えるようにまずは抄録しっかり煮詰めなければ。。

 

今日はフラフラしながらの学会参加でしたが、気になる演題だけ見て回りました。キラーパス以上のキレキレな質問もしてきました。決していじめているわけではありません。僕の質問には、すべてメッセージが込められているんです実は♡。メッセージとは言っても、ある意味、お節介なことにしか過ぎませんがね。「あれはちゃんとやってくれよ!」って言うより、「あれはどうなんです?すごく大事だと思うんですけど」みたいな。。。ほんの少しだけ遠まわしにってことです笑。

 

僕が今日数回質問したなかでも、やっぱりなぁっていうか、ガッカリだなぁってのが何個かあった。これは、小動物臨床の先生方は、課題っすよ。生意気言いますが、これだけは聞いてください。病態メカニズムを知らないで、治療薬を処方するってどうなんです?目に見えない基礎疾患にはどうでもよくて、手術で取れちゃうような病変ばかり見ていていいんですか?それと疫学調査の結果を、病態メカニズムのエビデンスにしちゃっていいんですか?

 

クッシング症候群が胆嚢粘液嚢腫を発生させる要因っていうけど、それは疫学レベルだし、自分でもオッズ比とか言ってるくらいなのに、因果関係がありますって言い切ってる人に、具体的な病態メカニズムは?と聞いても答えてくれないって・・・正直勉強不足です。Pubmedでちょちょっと検索掛けてもそんなのは出てこないしね。分からないなりにでも、仮説くらいは言って欲しかったなぁって思った。肝臓内の脂肪酸の合成を亢進する高脂血症が要因とも言ってたけど、それは僕が専門としている分野なので、申し訳ないけれど全く当たっていませんでした。じゃあどこに書いてあるのか?それは論文中の考察とかにしか書いてないからね。それを読まずに参考文献にしちゃうところが、甘いんだよって話。勉強しなおしてきてください。

 

【ひとりごと】直接的な因果関係は無いけれど、クッシング症候群の時はステロイドの分泌量が豊富で各臓器が炎症性サイトカインや遊離脂肪酸などの攻撃を受けていることは必至(エビデンス有り)。さらに、アディポネクチンの減少、インスリンの過剰分泌、肝臓内の脂肪酸合成や酸化機序の破綻や、肝臓内外での血管内皮細胞への障害(一酸化炭素の減少など)も起こっていることから軽度の脂肪性肝炎(肝細胞の機能低下)、胆嚢炎、胆管炎の併発は明らか(エビデンス有り)。慢性経過をしていただろう胆泥症による胆汁排泄能の低下、ビリルビンの抱合不全なども兼ねあって、胆泥のムチン化が亢進することで粘液嚢腫様に(各エビデンスからの仮説への流れの一例)。

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ブログでたま〜に書く糖尿病ネタ。結構PV数があって、「記事読みました!」など同業の方からもFacebookなどを通じて、ご連絡を頂いたりしています(Facebookは誰からもメッセージ受けれるようにしています)。でもめちゃめちゃ困ることが一つだけあります。

 

「良い参考書(専門書)ないですか?」

 

これです。毎回ハッキリお答えしていますが、特に動物の糖尿病については「No」です。参考書(専門書)あったら、まず僕買いますわ。内分泌疾患としての代表格とも言える糖尿病ですが、専門書に書かれているメインは「概要」とか「緊急性のFAQ」とかです。たまにご親切に「インスリン導入(投与)について」など。ちなみに、この「インスリン導入(投与)について」は、全く参考にはなりません。つまりですね、これは何度もブログでも触れていますが、糖尿病治療は基本「オーダーメイド」なんです。理由は、いちいち書きませんが、動物は1種類じゃないし、だいたい糖尿病になる動物は何かしらの基礎疾患を持っている場合もある(Evidenceあり)。さらには、年齢とか性別とかでもそうですけど、治療に一番大事なインスリンが種類が豊富で、どのインスリンが合う合わないってのも重要。ここまで読んでみて、「えっ?」って思う方は、向いてないというか手を出さないほうが良いと思います。今じゃこのくらい(インスリンの種類が豊富ということ)のことは、飼い主さんもだいたい調べてきてるから知ってることだし。何せ、この糖尿病治療で最も、最上級で必要なのは「コミュニケーション能力」。どれだけ相手の家に土足で入り込めれるか?ってことに掛かってきます。

 

まずは動物病院で血糖値を安定させるまでのやり取り(時間と費用の話や基礎疾患のフォローなど)、そして安定してからの家での食事の種類から指導方法、食事後のインスリン投与の時間のタイミングに、血糖値チェックのための通院頻度に、さらにそこに掛かる費用や時間などの労力。それらを、すべてバックアップしてあげれるコミュニケーション能力、つまり人間関係構築能力が、我々専門家と飼い主さんと糖尿病を罹患している動物たちとの関係性を、治療においては治療方針を運命づけることとなります。これらにさらに磨きを掛けるのなら、最新の知見を英文学術論文で読みあさるなど、やることが山ほどあるのです。これら一連の作業に、どれだけ真摯に取り組めれるか?、がここに掛かってくると思います。

 

現在僕は、多くの糖尿病患者を抱えていますが全てのご家族の方と濃密なコミュニケーションをさせて頂いており、相手の生活家庭環境を診察室でさらけ出してもらいながら、そしてその生活家庭環境を真っ向から否定したり肯定したりしています。もちろん結果にはこだわっており、ほとんどの子たちが糖尿病を安定しながら治療に専念出来ているかと思われます。そして所属する各学会から届くダイレクトメールにも目を通し、気になる文献も読みあさり、常に頭のなかをフレッシュな状態にキープしています。これは、専門家でもあるというプライドと同時に、飼い主さんに適切な治療法を提供したいがために自分でこだわり続けてやっていけている大事な必須事項であります。ですので、これができなければ、最高なパフォーマンスも提供できずに、飼い主さんに迷惑を掛けてしまうと思うのです。

 

以上のような理由からも、専門書が存在しないという点はご理解して頂けたのだと思っています。またこの治療法にはコツは存在しませんということもご理解して頂けたのではないでしょうか。その理由は、繰り返しになるかと思われますが、糖尿病の治療法はすべてが「オーダーメイド」であるからなのです。

 

【ひとりごと】眠いなぁ

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名古屋の経済誌「時局」にまたコラムを書かして頂きました。

 

 

もしお時間よろしければ、ご覧になってみてください。

 

【ひとりごと】この繰り返しで養ったことは無限大でした

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