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Archive for the ‘動物病院’ Category

客観的に自分が置かれている立場や組織の評価というものを拝見したり拝聴したりするとき、何を思うのかは人それぞれであると思うが、私はいつも緊張している。良いように言えば真摯に、悪いように言えば適当にも。。。

 

 

先日当院に手紙が届いた。夏休みに動物病院実習に来ていた大学生からの御礼の手紙。そこに書かれていた内容は、ここ最近私が目にした耳にしたもののなかで、一番綺麗に書かれている手紙の内容だった。何をもって綺麗なのかと言うと、先述したように客観的な評価として私自身が為になったかどうかの度合いであり、この綺麗という評価は私自身の主観的なものであることは言うまでもない。。。以下に全文を(そのまま引用)。

 

 

 実習させて頂いた松波動物病院メディカルセンターは昭和49年に開院され、今年で41年目を迎える。地域に根差した医療を行い信頼と実績のある動物病院である。獣医師12名でそれぞれの専門を生かしながら看護師や受付などの全スタッフと協力して診察を行っている。
 院内はスタッフの人数も多く、検査機器などの医療設備も整っており高度な医療サービスを提供している二次診療のような特徴もあり、話しやすく親しみやすい地域に密着している小規模な動物病院のような特徴もあった。これだけの設備が揃っている動物病院は淡々と診察をこなしていくイメージがあったが、実習が始まり診察を見学させて頂くと飼い主とのコミュニケーションをとても大切にしていることがわかった。飼い主にどういう経緯で来院したのか、通院の場合は現状はどうなのかを自由に話をしてもらい、ところどころ質問し、飼い主が獣医師に伝えたいことを引出し、飼い主にわかりやすく、心のこもった説明をしていた。費用のことも考え、治療法もいくつか提案し飼い主と協力して治療を進めていくような感じであった。また診察だけでなくキンダーガーテンしつけ教室もあり、ペットと共に生活をしていくお手伝いをしている。
 真っ直ぐに向き合い心のこもった最高の医療を提供できるのは常に相手の立場にたち人それぞれの思いを自分に置き換え考えることができるからこそと思う。どんな最高の治療でも飼い主さんの負担が大きく家庭生活を苦しめてしまうものであればそれは最高の治療とはいえないということである。今回の実習で何よりも一番大切なことは“コミュニケーション”であるということを今更ながらに実感した。  

 

 

全文以上です。

 

 

当院で動物病院実習を経験した大学生の客観的評価ではあったが、私個人的には非常に良い経験をさせてもらった。外部からの客観的評価のなかでも大学生からの評価というものは、普遍的には特殊かつ稀な評価ではあると思うが、抽象的な言い方にはなるが【中立的な評価】に近いものがあると感じた。当院で従事している人間以外を対象にした時、外部からの評価は飼い主さま、取引先、周辺地域、その他(今回で言うところの大学生や専門学生)くらいである。そのなかでの大学生からの評価は機会も少ないし非常に稀であると思った。

 

 

また、この手紙には続きがある。謝辞である。そこはプライバシーポリシーに則り、控えさせていただくが、実習生自身の今後の学生生活における課題も書かれていた。それは、前述にも書かせて頂いたが、自身の“コミュニケーション能力”だった。学生同士のコミュニケーションと、社会人同士または買い手と売り手のコミュニケーションは比べられないくらい後者の方が険しく難しいものがあるということを、この実習中に認識した結果の吐露であると、この謝辞の文章中から私は感じ取った。その実習生が残りの学生生活のなかで、自分の課題である“コミュニケーション能力”をいかに、そしてどのように向上させるかは本人次第ではあるが、当院の動物病院実習を経て、大事なことを感じ取り、それを克服しようと気づけたことは非常に喜ばしいことであると思う。

 

 

今回の一件は、我々にとっても、そして実習生にとっても互いに良い経験をさせてもらったと思う。毎回の実習生はそうではありませんが。参考までに。。。

 

 

 

 

【ひとりごと】今期もよくがんばりました自分

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お久しぶりです。ここ数ヶ月間、言葉を文章に著すことに何か抵抗がありまして、なかなかブログの更新が出来ていませんでした。難しい文章を展開しがちな傾向にある私は、テーマも難しいものを意識的に選んでいたように思えます。そうするとブログ離れ?更新下手?になってしまっていました。

 

 

私が好きなテーマを書いていくことがやはり良いと思いましたので、今回の表題は「新人教育」。いきなり教育を語ろうとしてしまっていますが、少々のお時間、お付き合いくださいませ笑。私は大学の教員でも専門学校の教員でもありませんので、オフィシャルな教育者ではありません。ですが、会社経営をしている傍ら、獣医師として後輩たちに様々なことを常に教えている立場でもあります。獣医師だからといって学術的なことばかりとも限りません。例えば、飼い主様とのコミュニケーションを育むために必要な経験とスキルについて話をしたりもします。それ以外にも、地頭力を養ってもらうために(いわゆる論理的思考)、私への報告を受ける際は、必ず結論から言ってもらったり。。。面倒くさい上司ですね笑。ですがその繰り返しで、話の内容がわかりやすくなったりしていきます。それが学術的な要素を含んだ話、つまり診療においても展開されると飼い主様との良好なコミュニケーションにも繋がっていくことも言うまでもありません。誰もが大学を卒業したての頃から論理的思考を持ち合わせているとは限りませんし、誰とも良好なコミュニケーションを築けるスキルを持っているとも限りません。それら2つのスキルをはじめから持っている人は、確率論からいうとかなり低いのではないでしょうか。そもそも私が言っていることも何も変哲もない当たり前のことにしか過ぎませんが、この現実を理解し、新社会人たちと真摯に向き合えるかが、教育者としての心構えのようにも感じています。

 

 

「何でこんなこともできないんだ。」と、入社したばかりの新社会人に向かって、私は口が裂けても言えません。何故ならば、先述したとおり、それが『普通だから』ということ理解しているからです。先輩への飼い主様への報告や説明が最初から「わかりやすく」かつ「コミュニケーションが良好」な新社会人なんて・・・とは言い切れませんが、少し可愛くない気もします笑。教育する立場にいる側の人間らが、それを100%理解することも人間ですからね、正直難しいことではありますが少しだけの我慢と辛抱さえあれば、新社会人に対してずっと真摯に向き合っていけれると思います。

 

 

これまで教育する立場にいる側の心構え?の話をしてきましたが、逆に教育される側でも絶対的に必要なスキルについて少しだけお話します。それは結論からいいますと、『素直さ』です。「はい」「わかりました」「気をつけます」「すみません」「お疲れ様です」「おはようございます」・・・この6つで簡単に、そして良好に職場の先輩方とはお付き合いできるのではないでしょうか。この6つに限定した話ではありませんが、『素直さ』をスキルという理由は、社会人全員に備え付けられていないものだからです。30歳であっても、50歳でもあっても、80歳であっても、無いものは無いのです。それが、20歳ちょい過ぎの年齢で、身についているなら、それはスキル以上の武器になります。すべて上手くいくと思います。大事ですよ『素直さ』。

 

 

【ひとりごと】ゴルフはじめました

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お久しぶりです。一ヶ月ぶりになってしまいました。元気に4月から今日まで一生懸命働いています。今の時期は、どこの動物病院さんは繁忙期を迎えていらっしゃるかと思います。当院も非常に繁忙期を迎えています。いつまで続くのか…5月末までだと思いますが、最後まで気を抜かずに頑張っていきたいと思います。

 

 

当院(松波動物病院メディカルセンターも何とか無事に超繁忙期の4月を乗り切ることができました。4大予防である、狂犬病ワクチン、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防が一斉にやってくるこの時期は、本当に体力勝負ですね。こんなことを言っている自分ですが、4月中旬すぎに体調を崩してしまいました。スタッフの皆さんにも、飼い主様にもご迷惑をお掛けしてしまいました。反省反省。少し4月を振り返ってみると、先述しましたように4大予防がメインでありましたが、多くの飼い主様がご来院されるタイミングということもあり、もっと当院のサービスを知って頂こうと、様々な媒体を介して各サービスのプロモーションを行いました。4大予防の他に、メディカルトリミングサロンのご紹介、デンタルケアグッズのご紹介、猫ちゃん専用の健康診断サービスのご紹介、GWに向けたペットホテルのご紹介など、各サービス部署が想いを込めた様々な企画や商材を通じて、プロモーションに励んでくれました。本当にありがとうございます。そしてお疲れ様でした。まだまだ5月が終わるまで日数がありますが、がんばっていきましょう!!

 

 

今私が思う心配事は、3月末の消費税増税に向けての事務仕事と4月からの繁忙期で、スタッフの皆さんにも若干疲労の色が出ていることです。特に責任ある立場にいるスタッフにその疲労感が特に強く出ていると思います。赤裸々なお話ですが、ミスも発生していますし、クレームも頂戴しています。それらに対するフォローは出来ているものの、再発も起きてしまいました。いつもの調子では決して起きないようなミスもクレームも出てしまう事態に、非常に責任を感じてしまいます。しかしながら、同じ現場で一緒に働く身としても、この超繁忙期に起きても致し方がないという時も正直あります。ミスやクレームを肯定しているわけでもありませんし、決して喜んでいいことではありませんが、失敗をして成長するということもしっかり共有していくことも非常に大事であると思っています。ですが、締めるときは締めるのも私の役目ですので、指導はしっかりさせて頂きました。今後は再発を起きぬように努力していきます。ご迷惑をお掛けしました方々には、深くお詫び申し上げます。

 

 

でもあれですね。2014年入ってから既に4ヶ月が経ったという実感、あまりないですね。1年のうちの1/3をもう消化してしまったということに驚きですが、喜怒哀楽が個人的には続きますね。経営者として当たり前であるかと思いますが、本当に毎日が挑戦の連続です。大げさに言っているように聞こえてしまうかもしれませんが、これ本当です。以前のブログ「意見の交換と発想の共有」でも「獣医師の就業環境等に関するアンケート」でも触れましたが、本当にやることが山ほどありますね経営者のお仕事は…。でも負けたくないので、がんばりますよー!!って余談ですが、先日久しぶりに東京出張に行ってきました。昔からお世話になっている方々とコミットさせて頂きましたが(ちなみに皆さん年上)、「顔つきが変わったね!」とか「疲れまたってるね!」とか言いたい放題言ってくださってありがとうございましたwww いつもどおり元気もらえました。本当にありがとうございます。またお願いします。

 

 

【ひとりごと】今年はさらに進化します

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新年度がスタートしましたね。新年度がスタートしたことよりも消費税8%の方に気を取られてしまう自分ですが、ここ数日間行なわれた増税前の準備と対策、さらには新年度からのマーケットをどう捉え、どう考察し、どう戦略を練っていき、実行していくのか?ばかりで頭がパンパンになってしまっています。かなり前から準備してきましたが、実際に4月1日になったと同時にいくつかスタートするはずだったことが出来ていない時点で、経営者失格です。。。反省ばかりしていると気分が暗くなってきてしまうので、ここ数週間の間に経験したことをお話ししたいと思います。折角なので、ポジティブになれる話を。

 

 

先述しましたように、ここ1ヶ月間は、消費税増税の準備のために多くの時間を多くのスタッフと共有してきました。各部署のリーダーを中心に役割分担を指示し、価格の表示設定や在庫管理、さらには4月1日から始める新しい販促企画や既存のサービスの変革などなど。大風呂敷を引きすぎた感じはすごくしたのですが、それに向けて各部署リーダーたちが目標を持って挑んでくれました。この作業を通じて、まだまだ脆弱さはありますが、非常に伸び代があって、今後強い組織作りの礎を築くことが出来たと思っています。そのなかで、特に僕が心から楽しんで仕事が出来た理由に、「意見の交換」と「発想の共有」という作業行程がありました。

 

 

字の如く、何かしらの目標に向かって互いが積極的な意見交換をすることと、全くゼロベースのところからクリエイティブな発想を共有して協力してカタチにしていくことですが、この作業を僕と皆で出来たことが非常に嬉しく思っているということです。僕はまだまだ未熟かつ経験不足な経営者ではありますが、未来は長く、そして未来への社会貢献度、つまりは利益の根拠にはまだまだこの先、富んでいけるモチベーションもチャレンジ精神も旺盛にあります。そんな自分が、皆と「意見の交換」と「発想の共有」が出来たことは非常に嬉しく思いますし、これから変わらず奢らず、このスタンスは守っていきたいと強く強く思いました。

 

 

会社の成長というのは、予見される未来に対して、あらかじめ準備された、生産能力・営業能力・共有された企業内の意識・所有されている資本が、あらかじめ投入されて、「未来において」実現されるものだと心得ています。動物病院という一見特殊な形態を示す組織ではありますが、獣医師や看護師、そしてトリマーやトレーナーなど専門に特化した職種の人々が集まるだけのサービス業系の会社であり、そこで展開される医療行為などから、飼い主さんが求めるものを提供し続け、それら具体的手段から会社の利益は得られています。そして最も重要なのは、会社内のスタッフや職場環境など、地の利を活かして「未来に向かって」走り続けれる体力と精神力なのだと思います。これが経営者の主たる仕事であると心得てもいます。

 

 

「意見の交換」と「発想の共有」はスタッフと僕との間で、上記内容を実現するために必要不可欠であり、さらには未来への社会貢献度に繋がっていくと心から信じてます。会社の風土なり良識が、経営者ならびにスタッフと共有されているのなら、「いまある問題はいずれ解決され」、「いま思う未来の幸せは共有される」と、一体感が生まれると思います。僕はここ数週間の間で、繰り返し繰り返し、この作業を行うことができた幸せ者だと思います。これからも我武者羅にONとかOFFとかの境目が出来ないくらい仕事をしていきたいと思っています。僕が尊敬する経営者は、ONとOFFの調節機能が壊れている人たちが大勢います。でもその実績を生み出すにはそのくらいしなければいけなかった、そして継続している、ということが今を物語っているのですね。ONとOFFの切り替えが上手いという人にはあまり共感が出来ないのは昔からですが、今の立場になってその意味合いが、より一層把握することが出来るようになりました。僕に帝王学を教えてくれて、身近にいる尊敬する経営者を見ていれば一目瞭然ですから。

 

 

新年度スタートです。気合い入れてがんばりましょうね。

 

 

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【ひとりごと】新入社員のみなさま、ようこそ。皆の発想は皆を助けてくれることでしょう。入社してくれてありがとう。

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少しいつもとは違ったテイストになりますが、お付き合い下さい笑。

 

 

ここ数日のあいだで、女性の友人や先輩たちが社会・職場復帰したといううれしい報告を受けました。結婚を機に、一度は離職したバリバリのキャリアウーマンが子育ても一段落し、ご主人やご実家のサポートもありながらの職場復帰。日本ではまだまだ難しいといわれているといっても、身近にそういう報告を受けると何気に嬉しいといいますか、僕もこういう報告を受ける年齢になったのだなぁと。そしてもう一つ。ほぼ音信不通?になりかけてた友人が、念願の職業に就いたといううわさ話を耳にしたので、Facebookで連絡をとってみたところ、テンション高いメッセージが入ってて「夢叶った!」という文言で最後は書かれていました。いやぁうれしいなぁって、さっき仕事終わってから一人ほっこりしていました。

 

 

タイトルにもあるように、“しあわせ”って書きましたが、“しあわせ”に大きいや小さいってあまり関係ないと思うのですが、僕の日常にゴロゴロ“しあわせ”ってあまり転がっていないので、こういう嬉しい報告があると心に潤いが生まれるといいますか、なんと言いますか笑。言葉には言い表せないですね。今日の僕は少し変です笑。もう締めたいと思います。

 

 

最後になりますが、ここ1ヶ月、最も読まれている記事「獣医師の就業環境等に関するアンケート」はブログを運営しているWordPressでもGOODな記事として紹介されていましたことをご報告します。これはちょっぴりしあわせ笑。読んで頂ければ今日僕が抱いたちいさいしあわせの意味がわかるかもしれません。そして生意気に言いますが、まだまだ日本は女性にはやさしくありません。会社形態、業界形態、職種などに左右されますが、企業努力を企業のトップが積極的に率先し、従業員のしあわせを一緒に育んでいきたいという強い気持ちさえあれば、女性の社会復帰や職場復帰は出来るのだと思います。

 

 

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【ひとりごと】ローマは一日にして成らず

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先週の大雪の中、横浜で開催されました日本獣医内科学アカデミーで発表してきました。昨年に引き続き2回目でしたが、やはり獣医内科学のなかで日本一の学会ですね、演題数も多くて講師陣も内容もかなり充実していて楽しかったです。

 

 

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でもとにかく寒かったぁぁぁ〜〜。会場はパシフィコ横浜でしたので、桜木町みなとみらいは雪で真っ白・・・真っ白どころじゃなかったですね、猛吹雪・・・。ブリザードでした。多くの先生方もこんなみなとみらいは見たことがないという状況かつ交通機関にも影響は出るわ出るわで、みなとみらいに到着できなかった先生もいたそうで、会えなかった先生もいました。残念。。。

 

 

今回僕は猫の糖尿病で発表させていただきました。抄録は下の画像を参照ください。

 

 

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「猫のインスリン抵抗性糖尿病の戦略的早期発見へのアプローチ」というタイトルを付けさせて頂きました。仰々しいタイトルだな!って某先生には発表直前に言われるくらいのタイトルでしたが、しっかり発表してきました。ざっくり言うと、猫の糖尿病は人と同じように、1型と2型に分けられていて、多くは2型に分類されるんですけど、結果的に1型に転落してしまって重篤な症状になってしまいます(血糖値が全く下がらない)。そもそも人の1型っていうのは、遺伝性疾患といって糖尿病を生まれもっているタイプになります。なので猫のほとんどは生まれもって糖尿病の子はいなくて、人の2型のように生活習慣や基礎疾患(元々ある病気)がきっかけで糖尿病になるので、正確には1型とは言わないんですよね。だから猫の多くは2型発症といわれています。でも2型糖尿病の状態で診断できる確率は低く、インスリン注射が絶対必要な1型みたいになっちゃうので、早く2型の状態で早期発見できたら良いなぁということで、このタイトルになりました。その2型糖尿病を猫では「インスリン抵抗性糖尿病」と言っていて、このインスリン抵抗性糖尿病のときに発見および診断できると、予後が良好という結果になる確率が上がるので、何とか早く見つけてあげたいんですよね。

 

 

これ以上難しいことを書いてもわからないのでやめておきます笑。でも猫ちゃんが糖尿病になる確率が、全疾患のなかでも徐々に増えてきているのでこれからも予防や啓蒙啓発はし続けないといけないと思っています。なので常日頃からの健康診断は受けておいたほうが良いと思いますよ。また先述しましたように、何かしらの病気(基礎疾患といいます)を持っている猫ちゃんは、その病気が発端で糖尿病になってしまうことも分かってきているので、注意が必要です。

 

 

肥満、高脂血症、甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症、膵炎、ステロイド使用、感染症などは注意が必要なので、今これらの病気を持っている猫ちゃんは、しっかり基礎疾患を治しましょうね。がんばろー!!

 

 

本題に戻りますが、今回の発表は臨床研究というジャンルで発表しました(多くは症例発表←一つ一つ病気に検討する形式)ので、大学関係者の先生方が勢ぞろいしてくれました。。プレッシャーもありましたが、ほとんどの先生方は顔見知りなので変な安心感もありました笑。自分も症例発表よりも臨床研究向きでもあるので、これまでも臨床研究の発表しかしていないので楽しかったです。これからもガッツりやっていきたいと思っています。先述しましたように、今の時代、猫ちゃんの糖尿病は増え続けているので、未然に防いであげるためにもっともっと勢力的に発表を行ったりしていきたいと思っています。昨年は雑誌にも多く取り上げていただきましたし、今年もその掲載予定はしばらく続くので、執筆も頑張っていきたいと思います。よろしくおねがいします!!!

 

 

【ひとりごと】お困りの方はいつでもお声がけ下さいね。

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先日、公益社団法人日本獣医師会から表題にもあります「獣医師の就業環境等に関するアンケート」のweb版お知らせが届きました。数年に1回くらいのペースで就業環境に関連するアンケートは実施されていますが、今回のアンケートは「女性獣医師における◯◯」に特化している内容になっていました。「女性獣医師」がメインテーマといってもいいくらいだと思います。以下一部抜粋です。

 

 

近年、新規獣医師の約半数を女性が占め、各分野でのその役割が期待されています。それぞれの職場では、女性獣医師がより活躍できるように働きやすい就業環境を確保することが一層大切になっています。現在、日本獣医師会では、女性獣医師の就業支援とキャリアアップの推進システムの構築を図るために専門委員会を設置し、検討を進めています。(「獣医師の就業環境等に関するアンケート」のweb版から一部抜粋 https://www.net-research.jp/airs/exec/rsAction.do?rid=609436&k=f50683d768

 

 

まずはアンケートに答えてみました。出来ることなら、日本獣医師会に入会している人もしていない人も、まずは答えてみるべきだと思います。いろいろ言いたいことは山ほどあるとは思いますが、今現状の自分の就業環境のあり方を見直すキッカケになるかもしれませんし、今後病院経営をしていくうえで、参考になることもあるかもしれません。このアンケートに対する意見は、答える人が違えば十人十色だと思います。神経質な方はやめておいたほうがいいかもしれません。

 

 

僕が運営している松波動物病院メディカルセンター(株式会社 松波動物病院)は、先述した日本獣医師会の抜粋した文章からそのまま使わせてもらいますと、「女性獣医師がより活躍できるように働きやすい就業環境を確保」、できています。理由は、獣医師だからとか関係なく、法人格を有する会社ですので一般企業と同等な法制度に基づいた給与、公休、有給、残業、社会保険、雇用保険、厚生年金、健康保険(労災含む)が備わっているからです。また、夏休み、冬休み、特別休暇、育児休業(介護休業含む)、産前産後休業(産休)も備わっています。これは、法人格を有する会社は当たり前の法制度です。ちなみに、これら各休業制度、使っている獣医師も多くいます。実際に、ロールモデルとなって頂いているので、会社としては大変嬉しいことです。

 

 

では何のためにこういう法制度のインフラ整備を行ってきたか?と言うと、繰り返しになりますが、「女性獣医師がより活躍できるように働きやすい就業環境を確保」、するためにです。では、一部抜粋しました文章にもありましたが、公益社団法人である獣医師会が、この素晴らしい目的を実現するために、推進するために、わざわざ専門委員会を設置する必要があるのでしょうか?検討していく必要があるのでしょうか?

 

 

必要だから設置し検討していくのですよね。獣医業界、少し動物病院業界に特化した話ですが、当院のように様々な法制度を有している動物病院は、全国でもごく僅かであるということが現実問題です。数字にするとだいたい2割もいっていないと思います(誤差はご了承ください)。また、当院では、法的拘束力もありませんが、就業規則も存在しますし、新入社員が就業する際に会社と結ぶ労働条件通知書も存在します(こちらは法的拘束力はあります)。また時間外労働(残業)をする際に、就業者の代表者と結んだ協定(三六協定)も存在します。さらにそれらを地域の労働監督局にも提出済です。ここまで実施している動物病院は、恐らく1%もいないと思います(監督官が仰っていました)。

 

 

上記で示した各数字の2割。そして当院を例に出しました1%未満という数字を見ると、一般社会的にはかなりブラックな業界と言わざる得ない現状が存在するのです。ここまで僕が書いた内容は、僕自身の私見ではなく、ありのままのこの動物病院業界の就業環境を指しています。このような現実問題があることは、我々の御上である日本獣医師会も周知であることは明確です。だから専門委員会を設置し検討し、アンケートを実施したのだと思います。

 

 

このような話をする際、「では解決策は?」と聞かれたり、自問自答したりしますが、今の自分の立場から素直に言えるのは、「答えはありません」です。とても簡単な解決策はあります。それこそ「法制度改革」。それができたら、諸先輩および先人たちは行っていたと思います。ロビー活動に人生を捧げていたと思います。政治家に転身して、法案を通していたのだと思います。ですが、僕が知る限り、これら活動を行ってきた痕跡は一切ありませんし、知りません。

 

 

当院が一般企業と同等な就業環境における法制度のインフラ整備を行ってきた理由は、先ほども述べましたが、「女性獣医師がより活躍できるように働きやすい就業環境を確保」、するためにです。「女性」「女性」と言い過ぎるといけませんので、もちろん男女平等にです。また動物病院には、獣医師だけがいるわけではありません。だからと言って、獣医師以外の職種の方には違う就業環境など器用なことは出来ないので(勿論違法)、当院(弊社)で働く職員全員は公平に当院の就業環境における法制度の対象者なのです。ですので、「女性獣医師」に特化しているわけでもなんでもなく、「女性動物看護師」にも「女性ドッグトレーナー」にも「女性トリマー」にも「女性受付職員」にも、より活躍できるように、働きやすいように就業環境を整えさせてもらっています。

 

 

当院がここまで歩んできた就業環境のインフラ整備は、決して生やさしいものではありませんでした。本当に本当に大変で細かい作業との闘い続きでした。専門家である社労士の先生にも大変お世話になりましたし、一緒に頭から煙を出しながら考えてくれた仲間にも恵まれました。何度も何度も労働監督局にも足を運んで、多くのことを生の現場で教えてもらいました。素人だった僕が、一から勉強をし、必要だったら資格もとりました(ワークライフバランスコンサルタント)。今では多くの知識が力になってくれています。でも獣医師として、生きていくだけでしたらそのような作業も資格もいりません。しかしながら、僕は経営者です。総勢40名以上が働く動物病院の経営者として、職員全員が楽しく働きやすい職場環境を作りたい!そして活躍してもらいたい!チームワークを発揮して欲しい!そして多くの飼い主さまと寄り添い合って欲しい!と願って必要なことだと思い、実施させて頂いています。もちろん会社は固定費(人件費)の支出も増えました。。。でも、それぞれの職員の生活も背負っている身として、当たり前に頑張っていく!それだけなのです。

 

 

少しだけ真面目な話。先日、診察で飼い主さん(会社経営者・男性)と人件費について話をしていました笑。すごく勉強熱心な方で、僕ら動物病院業界のことをお調べになられたそうです。非常に定性的なご意見を頂戴しましたが、非常に客観的な意見でもあったので、大変勉強になりました。具体的に内容に触れると、以下3点。・法人格を有する動物病院は対外的に信頼感がある。・お給料もお休みもしっかり取れている獣医師に自分の愛犬を診て欲しい、手術して欲しい。・優秀な人材が多く集まる。とても嬉しいご意見でした。もちろんその方の私見も含まれていると思いますが、僕が職場環境のインフラ整備を行っていく際の大義名分として、挙げていただいたご意見も含まれています。今後、このような会社情報を見てから、病院選びをする飼い主さんも頻発してくるかもしれませんね。

 

 

長くなりましたが、最後に、このアンケートについて、僕にも多くの意見があります。でもここで述べだしたらキリがありません。でもほんの少しだけ触れさせてもらいますと、若い世代、つまり獣医学生の皆様や獣医師になってまだ数年しか立っていない先生方に、動物病院で働くことに失望してもらいたくないためにも、地域地域で中核を担う動物病院、またそれに近い存在になっていきたい動物病院には、会社のお金、つまり固定費(人件費)は法令遵守に従って、使っていってもらいたいとボジティブに思います。そして、楽しく働きやすい職場環境のインフラ整備を行い、専門家である獣医師や看護師の先生方に活躍してもらって、多くの動物たちの命を救っていってもらいたいと思っています。

 

 

これが最後です。アンケートを実施するのでしたら、外注するべきだと思います。いつもアンケート後、リコメンドは頂戴していますが、それはオピニオンデータにしか過ぎず、かなり主観的なデータとして僕は扱っていますし、アンケートを一度勉強した人なら、それは常識中の常識です。アンケートをするなら、シンクタンクやリサーチ系企業にしっかり対価を支払い外注すべきだと、一獣医師会会員として率直に思いました。

 

 

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【ひとりごと】ご意見ご感想は直接聞いてください。生の声です。

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