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Archive for 2013年3月31日

今日は尊敬してやまない日本大学元総長でいらっしゃる酒井健夫先生のご退官記念パーティーに出席してまりました。酒井先生との出逢いは思い返すこと7年前、学部生時代にズタボロのジーパンを履きながら構内を歩いているときに、突然すれ違いにブチ切れられてからの関係です笑。若気の至りではありましたが、当時の僕はあまりにも長い獣医学科というカリキュラムのなかで若干の飽きを感じており、所属する研究室でもマンガしか読んでおらず、学校には実習の単位を得るためだけに顔を出し、学外の友人たちと好き勝手やっていた頃だったと思います。そのすれ違いにブチ切れられたことを当時所属する研究室の講師の先生に軽く報告したら、明日謝罪に行って来い!と言われ、新しいジーパンに買い替え、次の日に学部長室に謝罪に行きました。でもその時も何故か切れられて、その次の日は酒井先生の研究室に来い!と言われ、恐る恐る行ったところ、多くを語らず孔子の論語の一節を僕に贈ってくださいました。

 

『素を以て絢を為す』(←調べてくださいw)

 

その意味を知ったとき、僕は正直言うと泣きました。悔やみました。それから必死に何かを取り戻すように研究室で研究に励みましたね。また獣医師になってからも、ふらふらしていたときに、一念発起し、アフリカ行きを決めたときも、背中をドン!っと押して頂きました。それからも、研究者の端くれ者だった僕に、学位の重要性を多く語って頂き、またしても酒井先生の叱咤のお陰で研究に勤しむことが出来ました。その後も、論文は数だ!というお言葉に対し、必死に書きまくりました。論文が国際誌にアクセプトされる度に報告もしましたが、一度も褒めてくれませんでした。学位を取る年、社会活動として生物多様性の活動やベンチャー企業の立ち上げに思いっ切り時間を割いていたときも、酒井先生は絶対僕が外でいろいろやっているということを知っているにもかかわらず、知らないふりして叱咤を飛ばし続けてくれました。でも、その頃からか、僕に向けられる叱咤の種類というか形態というか、そういうモノが以前とは全く違ってきているなぁって僕は思っていましたし、先生も意識して変えてくださっているのかなぁって、思っていました。

 

唯一、先生に褒められたと思っている言葉があります。

 

『松波、お前は3回、脱皮したな』

 

この言葉が直接何を指しているのかは未だにわかりません。今思い返すと、学部時代、アフリカ時代、研究時代の3時代、それぞれを指しているのかもしれません。それとも、それぞれの時代に僕が意識した努力のエンジンギア3種類を指しているのかもしれません。生活観、世界観、仕事観が大きく展開したこの3時代は、今の僕にとっては無くてはならない時代であって、今思い返すと、嫌になるくらい苦労もしたし、生きるか死ぬかの経験もしたし、研究という成果主義を戦い抜いたという経験もしました。その時代のそれぞれの局面に、酒井先生はいました。そしてすかさず叱咤激励をしてくれていました。学位を取ってから2年が経ち、酒井先生からの叱咤は今はほとんどありません。だから定期的に顔を出して、怒られにいっています笑。でも今日でご退官です。凄く悲しいです。寂しいです。とか言いながら、今日、短い間でしたが酒井先生に約束してきたことがあります。ここではあまり言えませんが、僕は必ずやり続けます!と行ってきました。そして酒井先生は、「そうか!今までどおりの努力でやるんだぞ!」と言ってくれました。「今までどおりの努力」・・・その時代時代に合わせたつもりはないけれど、意識はした努力の仕方。その時代の等身大より少し背伸びをした努力の仕方。この2年間、振り返ると、なんだかんだそういう感じにやってきていました。あまり意識はしていませんが、僕の努力の仕方は、酒井先生に認めてもらえていると確信しています。

 

酒井先生、本当に長い間、日本における獣医学術のご発展およびご功績に寄与して下さり、誠にありがとうございました。そして獣医学教育の未来をいつもカタチにし続けているバイタリティー、そしてフットワークに尊敬以外の言葉が見つかりません。本当にお疲れ様でした。出来るだけ恩返しできるように、努力し続けます。そしてご報告し続けます。そして叱咤激励し続けてください。宜しくお願い申し上げます。

 

【ひとりごと】年度最後の日にお会いできたことに多謝

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