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Archive for 2012年8月5日

君たちに伝えたい3つのこと―仕事と人生について 科学者からのメッセージ(中山 敬一)

 

ちょうど日経メディカルオンラインにて、中山先生がインタビューを受けていらしたので、思い出したようにこの本の書評を書いてみることに。まずは、日経メディカルオンラインのインタビューをご覧頂ければと思います。

 

臨床と研究の二兎を追うのはやめよう 研究者を志す若手医師への提言

 

インタビューでは、とにかく「研究の道に進むなら、一刻も早く始めよ」という中山先生の持論が展開されています。こう仰られるのは、医学業界への不安などがあるということが根底にあるのですが、インタビューでも触れていらっしゃったのは、若い時期に「研究」に携わっておくことで、その後の医師としての強みを発揮することができる、ということです。

 

「医学部教育は人体全体について理解を深める教育であり、それを踏まえて細胞や分子を研究することは意味のあることです。医学部を卒業し研究をすることは大きな強みを発揮します。」

 

こう仰られる意味、僕にはしっくりきます。理由は、僕が研究者だったからです(今でも研究者だと思っていますが、現場は臨床です)。確かに、獣医師として臨床で働くとき、「研究」を知っていると強みがある、と思っています。それは、正直言うと、研究者同士でしか共感出来ないことなのかもしれません。これは、臨床に出てみて最初に感じ、そして今でも感じていることですね。例えば、考え方のベースが最初から「研究」なのですね。最初から「研究」ということは、研究をしたことが無い方はまず思うことがないと思います。診断をするとき、治療をするとき、とにかくベースが「研究」。それで痛い目に遭ったことが無いというか、「危機管理」がしっかりしているからかもしれません。いくつかの選択肢、僕はそれを「仮説」と言い換えますが、その「仮説」に準じて、的確な情報収集をすることである程度、危機管理は出来てくるものだと思います。その後、実際にいくつかの仮説に準じた方法に沿って、診断や治療を行っていく。この流れの中には、経験則や感覚などは一切含まれていません。それが「研究」ベースと言っているような気もします。さらに、常に「新しいこと」に目が向くようにもなります。それだけですかね、「感覚」というのは。

 

では書評ですが、僕はこの本を読了した際に感じたのは、中山先生はどうしてこのような本を書かれたのだろうか?という疑問を抱きました。そして、考え込んだことを今でも覚えています。昔、高校の授業で、現代文の先生が、「作者の気持ちになって考えてみろ」って言ってたことを当時思い出したことも、今でも覚えていますね。働く人間として、中山先生は、「ルーチンワーカー」か「クリエーター」かどっちがいい?と問いてきます。つまり、「安定した平凡なルーチンワーカーか、リスクを背負った刺激あるクリエーターか。・・・1度きりの人生を賭けるならどっち?」と。またこの本でのルーチンワーカーの一つを臨床医と言っています。この発言に対して、ネットでも当時話題にもなったことを覚えています。またAmazonの書評でも、現役の臨床医が、「臨床医への冒涜だ」とも。僕的に言わせてもらうと、冒涜ではなく「警笛」だと思いますね。非常に浅はかと言うのか、定性的と言うのか、少し専門職からこのような発言が出るのは残念でした。

 

そもそも、僕がこの本を読了した際に感じたのは、中山先生の職歴に関係しているのでは?ということ。中山先生は、34歳の若さで旧帝大の教授に抜擢された一流科学者である。その一流になるために、中山先生がやってこられた仕事とその中身、これこそルーチンワーカーでは成し遂げられず、「クリエーター」だからこそできたこと、いや「クリエーターになった」からできたこと、なのではないだろうか。中山先生の一流たるその裏には、「志」「目標」「戦略」が気高く、かつ緻密に準備されていたのだと思う。中山先生が医師であり研究者であったため、医療系従事者向け、かつタイトルからも医学生向けと思われた感があるので、上記でも紹介したように「臨床医」からも残念な発言が出たのであろうと思う。

 

確かに、研究者は「クリエーター」だ。でも誰もが「クリエーター」になれるチャンスはあって、医療系従事者にとって「クリエーター」になれる最初のチャンスは学部卒後にあるということ。これは獣医系も同じ。そして、若い時期に「クリエーター」になることは、「志」「目標」「戦略」が早く身につくことは間違いない。「研究」は、いやでもそれらを叩き込まなければ出来ない職業。クリエイター(研究者)には、常に新しいものが求められ、かつなかなか人に認められない、そして、成功したらすぐ真似されるリスクがある。それで、身体も精神も傷めつけられます。それでも、また次を出していないと生きていけません。それでも、達成したときの喜びはこのリスクだけ、大きくある。この鍛錬を「研究」で養えることは間違いありません。僕自身がその証人でもあります。

 

【ひとりごと】やる気でた

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WIRED.jpの記事をご紹介。

 

「LOUIS VUITTONが見据える、地球の未来、みんなの未来 

〜森から考える、海のこと、水のこと〜」

 

ルイ・ヴィトンが、東日本大震災で被災した三陸地方の牡蠣養殖の復興支援をしている内容がアップされていました。

 

記事内容はWIRED.jpをご覧頂ければ閲覧できます。またなぜルイ・ヴィトンが牡蠣の養殖のサポートをしているかの理由も載っています。この記事を読んで初めて知ったこともありますが、ルイ・ヴィトンのCSRは昔から森林保全に特化している理由がよくよくわかりました。森林保全??この記事を牡蠣の話では??・・・まずは記事を御覧ください。ヒントは、「里地里山里海」です。

 

「里地里山里海」という言葉を知っていらっしゃる方は少ないかもしれません。簡単に言いますと、山と海は繋がっているということ。そして、山を守れば川そして海が守られると言われています。上記でもご紹介している牡蠣の養殖をされている方は、環境保全活動もされていらっしゃるそうです。その活動名は、「森は海の恋人運動」。素敵ですね。

 

 

【ひとりごと】またフラっとどこかにいきたくなった

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