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Archive for 2012年6月14日

米国糖尿病学会が行わたというニュースレターを受け取り、またまたため息をついてしまいました。先日行われた日本糖尿病学会でも注目を浴びた新しいインスリン製剤である「デグルデク」の大規模調査がアメリカでも行われたというデータを見てみた。

 

インスリンデグルデクはインスリングラルギンより低血糖リスクが低い

1型糖尿病を対象としたものが2試験、2型糖尿病を対象としたものが5試験で、試験期間は26週間あるいは52週間。本メタ解析の対象となった患者はデグルデク群が2899例、グラルギン群が1431例で、そのうち1型糖尿病患者はデグルデク群637例、グラルギン群 321例、2型糖尿病患者はそれぞれ2262例、1110例。さらに、2型糖尿病患者のうちインスリン治療を受けたことがない患者はそれぞれ1290例、 632例。インスリン治療を受けたことがない2型糖尿病患者における発現頻度については、確定低血糖がデグルデク群はグラルギン群より17%有意に低かった。同様に、夜間確定低血糖は36%、重度の低血糖は86%それぞれ有意に低かった。すべての2型糖尿病患者で発現頻度を見ると、デグルデク群の方が確定低血糖は17%、夜間確定低血糖は32%それぞれ有意に低かったが、重度の低血糖は有意差がなかった。維持期間においては、確定低血糖は25%、夜間確定低血糖は38%とより発現率が下がり、いずれも有意な差があった。1型と2型の糖尿病患者を合わせた本メタ解析の全患者における発現率を見ると、確定低血糖は9%、夜間確定低血糖は26%、いずれもデグルデク群で有意に低下していたが、重度の低血糖は有意差がなかった。

 

デグルデク発売、待ち遠しいです。獣医学領域でも使用出来れば、かなりオーナーさんの負担も減るると思います。どこかの大学で大規模調査の指揮をとってくれないかな。

 

また、こんなのもありました。

肝硬変合併の糖尿病患者における血糖コントロールはリラグルチドが優れる

インスリン療法を行った肝硬変合併糖尿病患者7例に対して、リラグルチド(0.6mg、1日1回投与)とエキセナチド(5μg、 1日2回投与)をそれぞれ2日間ずつクロスオーバーにて投与し、CGMによる血糖測定を行った。血糖の変動パターンを見ると、リラグルチドの場合はインスリン治療で得られる血糖パターンと類似しており、朝食後に高めのピーク、日中および夕方にやや小さいピークが認められた。一方、エキセナチドの場合は昼食後と深夜帯に大きなピークを有するパターンを示した。血糖値の曲線下面積(AUC)を算出すると、全日(24時間)はリラグルチドが4176.7±1146.8mg/dL*hr、エキセナチドが4652.9±1621.6mg/dL*hrと、リラグルチドの方が有意に低かった(P<0.05)。肝硬変合併糖尿病患者において、ヒトGLP-1アナログ製剤のリラグルチドはエキセナチドに比べ、より良好な血糖コントロールをもたらすことが分かった。

 

リラグルチドを肝硬変併発の糖尿病にかぁ・・・発想は無かった。反省。猛勉強しなくては。猫の肝障害併発からの糖尿病の血糖コントロールに、もしかしたら効果的なのかもしれませんね。ただしインスリン抵抗性からインスリンが枯渇する病態スピードが早いのが猫の特徴でもあるので、かなり意識して診断しなければ難しい臨床研究になりそう。

 

【ひとりごと】今年度発表する学会は3つ

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3000億円市場!!これはペット関連市場のとある分野での市場価格。とある分野っていっても、かなりのマスを誇る分野と言えはおわかりですよね。ペットの食事や健康といった、フードやおやつやサプリメントなどが対象となっています。でも3000億円って想像も出来ないくらいデカい市場なんですけど、最新のデータによりますと、若干右肩下がりという結果が出ていました。あれれwww じゃあどの分野が右肩上がりなのかというと、おもちゃなどペットと遊べる分野やペットの洋服などファッション分野、あとはシーツや猫砂といった消費材分野ということです。へーーというか納得というか。一番のマスを誇る食事や健康分野には程遠いとはいっても、それなりに期待されている分野ということもあり、各メーカー内での商品開発費や販促費のかなりの割合を、このペット市場に割き始めてきているという考察も、某大手のシンクタンクの方が言っていました。

 

獣医師としては、食や健康といった分野に属している人種ですので、若干の右肩下がり傾向を示したことに懸念はしています。単純ですが、大型犬が少なくなってきて、価格帯が高い商品が売れなくなってきているんでしょ?とか何とでもいえますが、実際問題、各メーカーさんたちはこんな呑気な考察をせず、毎日、新たな需要を喚起するような提案型の商品開発に励んでくれているわけですね。獣医師が勤務する動物病院というのは、フードやサプリメントや薬を売り出している小売店とほぼ同意語であると思っています。薬がなければ、フードがなければ、サプリメントがなければ、今の時代、何も出来ません。昔からそうであったはずですが、今の時代、データでもわかるように、3000億円という顧客セグメントからのキャッシュがあり、それも業界断トツの成績。これには、我々獣医師もメーカーには感謝しなくてはいけません。

 

以前からメーカーさんの商品開発のコンサルティングをさせてもらっていますが、最近面白いことを考えているメーカーさんも多くて、逆に勉強になることがあります。今コンサルティングをしているメーカーさんは元々ペット市場にはいない異業種と言われるメーカーさんが多いのですが、ペット市場に新規参入するメーカーさんを拝金主義と言う方は、時代遅れというより、考え方を直されるべきだと思いますよ。何のために新規参入してきたのか?何をこの業界に新しく生み出してくれるのか?・・・こういう内容をぶつけたとき、新規参入してきたメーカーさんの担当者さんの口から出る言葉は、この業界のために!とか言うものではなく、本当に純粋で、「こういうモノやサービスがあったら、絶対ペットオーナーさんたちは助かるはずなんです」、と言う方が殆どなんですよ。殆どの方はご自身もペットオーナーであることが多いですからね、そういう純粋な気持ちが、企業のカラーとフュージョンすると、新しいモノやサービスが生まれてくるんでしょうね。ありがたいことです。

 

【ひとりごと】整体いってくる

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人基準

今日はお休みを頂いていますが、歯医者さんに行き、神経2本すっぽ抜かれて、現在麻酔からの覚めを待っているところです。おそらくもう1時間もすれば、疼痛が始まってくることとなるでしょうwww

 

そんな麻酔が覚めていない頃合いを見計らって、先ほど職場でとある会社と交渉をしてまいりました。交渉といっても譲歩、つまり歩み寄りです。価格の歩み寄りなので、それ相当に緊張はしますが、麻酔が効いているせいか、ほのかに半笑いな状態で交渉に挑みました。麻酔のせいで、左側の頬が垂れ下がりヨダレが垂れそうにもなりながらも、必死にティッシュでおさえて阻止しながらの交渉は人生初でしたが、無事に終了。結果は、少々痛いところを疲れながらでしたが、かなりいい出来だと思います。

 

そんなことをタラタラ述べていてもおもしろくなんともないのですが、この交渉というのは、時としてドラマティックに展開するビジネスにおいてものすごくスリリングな作業なんです。スリリングというのもやはり価格・数・クオリティなどに直結してきますし、この場での妥協は後々後悔することなります。最近は、会社の方針に沿って、お話を進めていく機会が増えましたが、少し前、一人でふらふらしながら営業し、クライアントから案件を受注して、納品するときは、口約束とまでは言いませんが、ルーズの一言。なので、その当時は、ルーズさに見合った痛い目にも遭いましたね。

 

とにかく一番時間を要する作業工程だと僕は思っているので、一番大事なのは、モノやサービスのクオリティも価格帯も大事なんですけど、ちゃんとコミュニケーション出来る人じゃないと交渉しませんっていうか、交渉の場を設けることはしません。外部からの交渉の依頼は、なるべくお断りしないようにしていますが、電話での対応が悪かったり、営業さんのコミュニケーション能力が著しく低かったりした場合は、どんなに面白い案件でも断るようにしています。その理由は、僕のモノサシが「人基準」だということが一番の理由ですかね。たかが僕の「人基準」、されど僕の「人基準」ですがね。

 

僕が営業をするとき、僕にはスキルもなければ経験もないのに、いつも会ってくれる大人の先輩方は、何を基準に僕と会ってくれるのかな?ってことをニヤニヤしながら聞いてみたいのですが、お互い恥ずかしいのやめておきましょう。

 

【ひとりごと】本気で痛い

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