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Archive for 2012年6月5日

ZAITEN 2012 7月号
獣医師「淘汰時代」〜好きだけでは食えない「3万人獣医師」〜

 

日本におけるペット飼育頭数は?
獣医師の数は?
獣医師国家試験合格者数は?
新卒獣医師の就業先の選択肢は?
臨床獣医師の年収は(動物病院開設者および被雇用者)?
国立獣医系大学の共同獣医学科の現状は?
悪徳動物病院のネタを1つでも言える?

 

上記に示した各項目をすべてを言えるなら、この雑誌は読まなくてもいいかもしれません。個人的には、獣医師や獣医学生には言えて欲しい項目ばかりだと思っていますが、浅く広く情報を収集している方でしたら、理解できる内容になっていると思います。また、獣医師および獣医学生以外のほとんどの方は知らない内容であると思いますが、時間がありましたらツラツラ〜とお読み頂きたいと思っております。

 

ZAITENらしい特集といえばそうですが、この記事は週刊誌レベルと言ってもいいような構成と内容であると思います。内容に関しましては、3構成となっており、それぞれ獣医師で作家の堺英一郎氏が「好きだけでは食えない 獣医師「淘汰時代」」というタイトル通りの内容を展開しており、次にジャーナリストの小島誠氏が「高い人気でも教員不足 国際基準に対応遅れる「獣医系大学の苦悩」」を書かれております。最後は、「飼い主の「無知」につけ込む 悪徳動物病院の「驚愕実態」」という記事をジャーナリストの山下浩氏が書かれています。記事を書かれた方々をどこかしらの記事で一度や二度は見たことがあるかもしれませんが、個人的にはジャーナリストの小島誠氏は以前、「歯学部ネタ」を書かれていたと思います。また「大学系のネタ」を扱うジャーナリストであることは知っていましたが。過激的な記事を書かれていたジャーナリストの山下浩氏は、「悪徳動物病院」「悪徳獣医師」「悪徳ペットショップ」などの記事を多く書かれていたジャーナリストでもあります。何度か拝見したことがありますし、ブログも読ませてもらっていた時期もありました(山下浩氏はジャーナリストをお辞めになられたそうです。ブログに書かれていました。個人的には、切り口が好きだったので残念です)。

 

獣医師・作家の堺英一郎氏が書かれた「好きだけでは食えない 獣医師「淘汰時代」」は、適切な情報収集をされていらっしゃる方ならある程度周知している内容だと思います。昨今の倒産する動物病院の実情を帝国データバンクから情報を収集してくるなど、タイトル通りの「淘汰」された動物病院の紹介をしていますが、ご自身でも言っているように、「法人格」を有する動物病院が少なすぎるため、廃業した正確な数はわからないと言っているところに共感を憶えました。また、開業資金に対する診療報酬などの費用対効果の話もあり、印象としては細かいなぁと思うような動物病院内に設置するであろう医療機器の金額が書かれていたり、雇用するしないを損益分岐点としていくらかの売上が必要など、自称経営コンサルタントみたいな内容もありました。最も共感し、最も惜しい!と思った内容は、「被雇用者の現状」でした。細かい数字は出ていませんでしたが、この現状を取り上げてくれることに対しては共感しましたし、さらにこのネタが今後盛り上がりを見せれば、タイトル通り「淘汰」される動物病院が出てくることは必至であるとも思いました。惜しい!と思ったところは、「女性獣医師」の内容。これがまた薄かった。ですので、以前僕が書いた「獣医学生に伝えたいこと【小動物獣医師】」を読んで頂ければ知識としては十分かと思います。

 

「高い人気でも教員不足 国際基準に対応遅れる「獣医系大学の苦悩」」で出てくる細かい数字は、僕らのお上である農水省HPにもありますし、自分の母校や大学の教務課や就職指導課にいけば閲覧は可能だと思います。獣医師の先生方は、日本獣医師会雑誌に掲載されているはずだと思いますので、そちらを参照してみるのも良いかもしれません。日本獣医師会に加入していない先生方は、図書館で雑誌を借りられても良いかもしれません。実際に、共同獣医学科となった鹿児島大学と山口大学の先生方や獣医学生に話を聞いたほうがこの記事よりよっぽり面白味のある内容を聞けると思いますので、僕も今週聞いてきますね。また先述した堺英一郎氏の内容でも、ジャーナリストの小島誠氏の内容でも出てきた「TPP」という文字。堺英一郎氏の場合は、動物病院以外の獣医師も食えなくなる、といった偏った表現方法をされていましたが、小島誠氏の場合、畜産業への国際化への対応は大学および大学教育の戦略的方針に関与していくだろう・求められてくるだろうなどと書かれており、これにはなるほど!と思いました。言われてみれば当たり前?なのかもしれませんし、畜産に直結した研究をされている教員や獣医学生にとっては今後の我らの命題そのもの、と背負っていらっしゃるかもしれません。ただし、現状、その活動や研究成果が一般の獣医師や、生活者にまで届かないでどうする?と僕は付け加えたいと思います。畜産は食。食は、ペットオーナーだけではなく、日本中の生活者を対象としていますから。

 

先述したように、ジャーナリストをお辞めになられた元ジャーナリストの山下浩氏が書かれた「飼い主の「無知」につけ込む 悪徳動物病院の「驚愕実態」」ですが、山下浩氏には敬意を払いたいところですが、非常にネタとしてペットオーナーが読者としても共感を得られるネタなのかな?と思いました。獣医師のモラルの低下は、堺英一郎氏も書かれていましたが(記事内容→年々競争激化で売上が低迷すれば必然的に医療の質も獣医師のモラルも低下する)、経営力とモラルはリンクしないと思いますけれど。以前のブログでも書きましたが、このような不安定な業界こそ、「経営力は医療力には比例する」と思います。確かに、獣医師は経営力を持っているとは思えませんけれど、それがモラルの低下に関係しているのかどうかは、データで正して頂きたいと思いました。山下浩氏が紹介しているような「臨床医研修は必要ナシ!即開業OKの世界」とありますが、一度も目にしたことないですそんな病院を。事例として挙げられている「悪徳ネタ」もなんと言いますか、若干古いなぁと。個人的には、なかなかの切り口を見せてくれるジャーナリストの方だったので、少し残念でした。また、日本獣医師会「小動物診療料金の実態調査結果」を細かく載せてあるのですが(診察料から手術料まで)、自由診療という建前があり、さらには立地条件、病院の規模、雇用者数、会社形態(法人・個人)、サービス数など多くのバイアスが掛かる業界を対象に調査する必要性はあるのでしょうか。例えば、犬の避妊手術。執刀医、助手、麻酔医をそれぞれ各一人ずつ獣医師が行う病院の料金と、全ての役割を一人の獣医師が行う病院の料金とでは、絶対的に違うはずです。記事には「これを参考にして」と書かれていますが、荒唐無稽な文言であると思いました。

 

「淘汰」という文字にどんな印象がありますかみなさんは。獣医師や獣医学生は、「摘発淘汰」が真っ先にくるのではないでしょうか。僕自身、結構好きな獣医系「四文字熟語」だったので、よく使っていました。アフリカで、リアルな口蹄疫や狂犬病を見たとき、「淘汰」って英語で言えなくて、電子辞書でパニクリながら調べた記憶が懐かしいです。ちなみに英語では、「selection」か「shakeout」。話を戻しますが、「淘汰」されたくないですよね本当のところは。堺英一郎氏が言うように、「淘汰はビジネスチャンス」なのかもしれません。また日本小動物獣医師会の事務局長もいろいろ言っています。僕自身、こういう時代を乗り越えるための秘策では決してありませんが、業界を面白く、そして「意識の高い獣医師や獣医学生」と「意識の高い飼い主さま」をさらにもう一歩も二歩も高く出来るようなプランは何個か在ります。「不感症では無い獣医師」の先生方、何かやりたい!やろう!と共感されましたら、お声おかけ下さいませ。以下にメッセージを付け加えさせて頂き、本ブログを締めたいと思います。最後まで長文お読み頂き、誠にありがとうございました。

 

国が世界そのものが変容する今日、獣医療が今のままであるはずがない。また、今のままであっていいはずもない。自然環境との共生が急務の現在、獣医師が出来る事・やらなければならない事はもっと多いはずだ。動物病院の伝統的なビジネスモデルも綻び始めている。勤務環境の改善も急務だ。私達は常に学ばなければならない。しかし学ぶ時間の確保が難しいのも現実だ。不感症の先生方もいるだろう。しかし私は、現状に疑問と危機感を持ち、「新しい何か」に挑みたいと思う先生方も多いと信じている。人を動かし、世の中を真に変えるのは「思想」である。まず、少数精鋭の仲間を集めたい。そこでノウハウを共有し、一騎当千の仲間を育てていくのはどうだろう。革命は少数派から生まれる。そして「新しい何か」を新しいビジネスモデル・新しい獣医療・新しい世の中をカタチ創るプラットフォームとしたいと思う。

 

【ひとりごと】上のメッセージに1つでも共感してくださるなら、その時まで待ってて下さい。

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最近巷でいわれている「意識の高い学生」ネタ。TwitterでもFacebookでもそういうネタをよく見かける。そのネタに対して、社会の諸先輩方らは、いろいろな持論を展開しており、なかには厳しい意見や叱咤激励ともとれるお節介な感じでコメントされている方もいらっしゃる。また、なかには誹謗中傷など見ていて気分が悪くなるようなコメントをされている方もいる。では僕はどっちだ?というとどちらでもない。その理由は、タイトル通り、巷でいう「意識の高い学生」ってのは、僕がいう「意識の高い学生」とはぜんぜん違う、からです。

 

とある記事を紹介します。「大企業辞めた自慢」の若者増加@東スポwebの記事です。ちょっくら記事内容を転載します。

 

「私は○○という一部上場企業に勤めていてね、2年目から××開発プロジェクトのメンバーに抜てきされて日本中を飛び回ったもんだよ。飛行機のマイルが… (以下略)」。いかにも、定年退職を迎えた元モーレツ社員が口にしそうな内容だが、違う。実は最近、会社をわずか2~3年で辞めた若者がこのような〝自慢〟をしているらしいのだ。

「これは、現代の若者の就職難と連動しているのです。就職状況が厳しいから就活に没頭する若者が増えました。いや、彼らは就活に没頭するだけでなく、成長意欲と、面接でアピールするネタを作りたいという下心から学生団体を立ち上げたり、ボランティアをしたり、ツイッターやフェイスブックで社会人との接点を持ちたがる。就活に夢中な学生を就活エリートや就活マシン、自分磨きに一生懸命な学生をやゆして『意識の高い学生』と呼びます」

 

記事内容の最後にも、就活に夢中な学生を就活エリートや就活マシン、自分磨きに一生懸命な学生をやゆして『意識の高い学生』と呼びます、とあるように揶揄した言い方になっているのが、「意識の高い学生」というものだ。では僕がいう「意識の高い学生」ってのはどんな感じなもんなんだ?、を言う前に、先述したように社会の諸先輩方らがコメントする内容に、「耳かっぽじって聞けよ。俺が思う意識の高い学生っていうのはな・・・」ってのが無いのが寂しい気がするのだが、それは僕だけでしょうかね。

 

就活について、あーだーこーだー書く必要はないので割愛します。だって、全然時代が違いすぎるってのが正直なところ。僕、今就活やってないしね。

 

僕がいう「意識の高い学生」ってのは、ちゃんと学業をしている学生を指します。それって当たり前・・・まぁそうかもしれませんが、上記のように、変なふうに揶揄された言い方される時代ですし、今も実際に「超自由人」的な扱いをされている大学生のなかに、くそ真面目に学業に取り組んでいる学生って数は少ないような気がします(少し前まで学生さんらと一緒に手を動かしてきた経験からもそう思うのです)。以前書かせてもらったブログ記事(「その不満や不安はホンモノか?」)でも紹介しましたけど、学生って学び舎にいるんですよ。学び舎には、学ぶべきことと学びたいことと学べるのかもしれないこと、が全部揃ってるんです。地の利を活かしましょう。ってね。専門的な学部や学科にいるのなら、学生では到底経験できないような専門家的な仕事を見たり経験できたり発言できたり、もやれるんです。自分の身の回りにある情報を闇雲でもいいから集めて、それと真摯に向き合うことで、とてつもないチカラを付けれることができるし、自分の価値を高めることもできるのではないでしょうか(「若者へ。ツッパってるくらいがちょうどいい。」)。

 

【ひとりごと】ミーハーな記事に手を出したと思う

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今日は役員会議がありまして、僕からは各業務の進捗状況や終了のご報告。さらには今後の新しい事業の話を共有させて頂きました。その中でもコレは役員会議で協議する内容ではなかったかもしれませんが、個人的にはオモローな協議事項だったので、共有させて頂きました。ってコレっていうのは、「語らう会」の企画についてです。「語らう会」って?って感じなのですが、社員みんなで語るという仰々しい企画ではなく、単純に「任意」の参加メンバーで、ある「テーマ」に沿って語る会を指します。さらに、ソコに「異業種でご活躍されている方」をお招きして、テーマに沿って語り合い、意見交換をするというのも付け加えさせてください。

 

では何でこの「語らう会」を企画しようかと思ったのは、先日のブログ「染まりそうで染まらないワケ」でも書かせて頂きましたが、如何に自分の仕事や生活に変化を起こし、その変化を楽しみ、次なるステージに自分を追い込む素晴らしさってのを、社員と共有したいな!って思ったわけです。一つの会社のことしか知らない。専門家として社会人となって他の仕事のことなど一切わからない。他の業種に知り合いがいない。僕は、大いに結構なことだと思いますし、賛成も否定もしません。ただ、「気にならない?」っていう注意を引くこと自体が、大事なのではないかと思っています。

 

正直僕は、異業種の方々と仕事したり遊んだりして、ものすごく勉強にもなりました。またその一方で、井の中の蛙な自分も知りましたし、ボキャブラリーも無いということも知りました。それと一番は、他の業界で頑張っている人を心から応援していない自分がいるってことに嫌気が差したってことでした。知識を得るためには座学を学び、そして生きた知識を得るためには実働をし、そして人と人とのつながりを得られるような人間になるためには、軽快なフットワークを活かして、外に外に飛び出していくしかない。この繰り返しで、僕は以前の自分より少しだけ大きくなれたような気がします。

 

僕は、僕が主催し、尊敬できる人や自分の仕事や生活に変化をもたらしている人、さらには人間の価値を貪欲に高めようとするような人をお呼びし、皆で「語らう会」を実施する。素敵な化学反応が起こるはずだし、運良くその人を心から応援したくなるようになるかもしれませんし。これこそが、自分の仕事や生活に大きく変化をもたらしてくれる特効薬になるようにも思います。啓発?影響?そんな綺麗事なことではすまないような、非常に抽象的な言い方しか言えないけれど、「オモローな人と会って話してオモローな気分で上々やん!」を、みんなに提供したいなぁなんて思うのでした。

 

【ひとりごと】今日はダラダラして過ごす

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