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Archive for 2012年3月4日

昨夜、昔お世話をしていた後輩たちから電話が掛かってきまして。そんな夜に何故か熱くなるようなモノが僕の中で沸々と涌き上がってきましてね。そんな想いをTwitterでぶつぶつと呟いてみました。

 

@vets_tokiowow

 

教育者でも何でも無かった自分が、人の上に立つ立場になったときのことは、未だに忘れもしない。背筋が凍るような思いをするのと同時に、何とも言えない様な緊張感が僕を覆っていたことを思い出した。指導する立場という処にいる人間には、それぞれ「教育」という事象に対し、それぞれの思想や理念があるので一概には言えないのだけれども、期間限定付きの数年間の指導者・教育者に過ぎなかった僕の理念は、「人としての価値を高めてあげること」他なかった。

 

「人としての価値を高めてあげること」に必要なことは、たくさんあるのだけれども、最も効果的だった のは、「結果と成果の違い」を認識してもらうことだった。結果は非常に定性的なものにしか過ぎなく、展開および展望性に欠けるもの。一方で、成果は定量的 で、効果測定する為の武器になるというもの。成果主義までとは言わないけれども、結果から成果までの道のりは、「出来る出来ない」または「知ってる知っていない」の差が、ものすごく出て、最短距離を走れる人もいれば、ゴール、つまり成果までに辿りつけない人もいるということ。その「出来る出来ない」または「知ってる知っていない」の差を縮めてあげれる環境を提供できる人間こそ、教育者に、適していると心から思う。だが一方で、利己的に自ら動き出せれる、つまり自力で探求する人間性を養わせる環境も指導も同時に出来る人は、ホンモノだと思う。

 

僕自身、誰かに育てられた経験が少ないからこそ、大いにお節介や教育的指導に、向いているのではないだろうかという過信にもとられてしまうような考えを、当時は常に抱きながらの指導だったけれども、これだけは言える。下の子たちから教わることのほうが多い。まだまだ若い世代に属する者として言えるのは、若いからこそ大いにチャレンジも出来るということ。非常にベタではありますが、若いときだからこそ、成果にこだわって、今自分がいる場所を明確にし、手を動かしても良いのではと思います。というか、絶対的に良いのです。

 

昨夜呟いた内容を今読み返すと非常にお恥ずかしい内容になっていますが、僕の人生は何でもアリだと思っています。今は一獣医師として動物病院に勤務しながら動物医療を展開し、元研究者として今は臨床研究という新しい分野に挑戦しながら悪戦苦闘を繰り広げる日々を送り、「生きもののことを考える」をスローガンに小学校で動物のふれあい教室を開いたり、企業のCSRを獣医師目線でリハビリし直したり・・・また時には異業種のベンチャーの代表もしながら、商品開発に携わる社外コンサルタントとしていくつものメーカーを渡り歩き・・・若手個人事業主を応援する個人投資家として融資をしながら楽しいことをニヤニヤしながら協働する・・・そして「2050年の獣医師のあり方を考える」を永久スローガンと自分に命じながら・・・生きています。

 

僕がこれら営利・非営利活動に奮闘できるようになったのも、「教育」という世界に一回でもお世話になったからだと勝手に自負しているのです。上記呟きでも書きましたが、指導者の立場にいながらも下の子たちから教わることの方が多かったという経験、それこそが今の自分のバイタリティーになっていると思います。一度だけとはいっても、彼らの上司になった責任感は僕が絶命するまで続くと思います。そして今、僕に興味を持ってくれる若い世代、そして僕に対して無関心ではなく賛成や反対をしてくれる諸先輩方、もっともっとコミュニケーションしていきましょう。もっともっといっしょにいい運動していきましょう。ありがとうございます。

 

松波動物病院メディカルセンター
松波登記臣 DVM., Ph.D.

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